以前、干しえのきをどういう料理に使うのかという記事を書きましたが、
干しえのきは生のえのきと比べて、どんな「メリット」があるのでしょうか?

それはずばり、

1.味(うまみ)
2.食感
3.保存性 

の3つです。
1.味(うまみ)

えのきを干すいちばんのメリットは、味(うまみ)が格段にアップすることだと思います。

生のえのきは、味というより食感やみずみずしさを味わうものですが、
干すことによって、きのこの風味に加え、ホタテやスルメのような深いコクが生まれます。
ですので、食材としてはもちろん、ダシとしても幅広く使える食材になるんです。

2.食感

えのきは、干すことによって、歯ごたえのよいコリコリとした食感になります。

生のえのきは、シャキシャキとした歯ごたえがおいしいですが、
干すことによって、コリコリとした独特の食感が生まれるのです。

また、生のえのきは、火を通すとぬめりが生まれ、とろみが出てきますが
(なめたけはこのとろみがおいしいですね)
干しえのきは、このぬめりが出ません
鍋に入れても、シャッキリ・コリコリとした食感が楽しめます。


3.保存性

干しえのきのメリットの3つめ。それは保存がきくことです。
ちゃんと作って(やはり、仕上げに軽く煎ることをおすすめします)湿気が入らないように保存すれば
軽く1年は持ちます。
えのきはもともと安くて、お財布にやさしい食材ですから、
特売のときに買って、干しえのきを作っておけば
家計にもとてもやさしいというわけです。

(おなじダシという点でいえば、干ししいたけは意外と高いですからね(^◇^))